見沼たんぼの地史1/21「その1」


今年は少し見沼の地史を紹介できればと思います。
まずは…写真は大宮公園のスダジイの樹で…ハシブトガラスです。
主役はカラスではなくスダジイです。笑
生物の教科書的な説明ですが…
埼玉平野部は自然のまま放置しておけばスダジイ・タブノキ・シラカシなどの陰樹林(極相林)になります。常緑樹主体の冬も暗い林です。
裸地があれば→草原→低木林→陽樹林→陰樹林と変化していきます。これを遷移といいます。
大昔は自然発火による野火(山火事)でまた裸地ができ、活動が盛んだった富士山の火山灰が降り積もって林が枯れ…常にいろいろな遷移の段階が見られたのではと思います。
さて、人が住むようになり…
薪や炭をつくるために定期的に林の樹を伐採し、枯枝や落葉・下草を燃料や肥料に使ってきました。これによってコナラ・クヌギといった落葉樹主体の冬は明るい陽樹林が維持されてきました。これが雑木林です。
一方、神社やお寺の林は…神様が住む林ですから樹を切る訳にはいきません。寺社林は遷移が進みスダジイなどの陰樹林となります。
そして大宮公園ですが…大宮氷川神社の境内として落ち葉掃きなど、手入れがかなり行き届いていたのではないでしょうか。落ち葉掃きで土が貧栄養になり、陽樹林を構成する樹でもあり貧栄養に強いアカマツの林ができたのではと思います。
アカマツ林にはビンズイが…スダジイなどの常緑樹にはヤマガラが…昔からの大木や古木にはフクロウやタカなどの猛禽類が繁殖…ということになりますね。
ブログも来月で5年目に入りますので、たまにはこんな感じのレポートを載せて見たいと思います。
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コメント

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スダジイですか
テレビで見ましたが
皇居の吹き上げ御所の回りにも大きなスダジイが生えていますね
このまま自然の状態ですと
スダジイも枯れて無くなるようなことを言っていたようです
大宮公園の巨大なスダジイは管理がしっかりしているので
まだまだ大丈夫でしょうね

No title

色んな樹があってこそ色んな鳥がいるんですよね。
鳥の場合はよく判りませんが、樹木種が豊富なところは昆虫相も豊かです。

No title

カバ君さん。スダジイ…簡単にシイというところもありますし…関東以西はツブラジイノが多いかもです。ISOの件ありがとうございます。ISOの上限設定がありましたので…早速試してみます。プロミナ用の三脚が眠っていますので(笑)…暗い時は持参して行きたいと思います。

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kenzさん。ポチありがとうございます。自然がつくりあげられた過程を知ることはとても大事ですよね。また調べること自身がとても楽しいですね。

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メイさん。スダジイ…簡単にシイというところもあります。シイやカシの実のシイですね。昔からの歴史を解き明かすのは面白さがありますね。

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キンタさん。そうですね…スダジイの実は食べられますね。松枯れの心配はあちらこちらであるようですね。

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げんごろうさん。スダジイは関東平野の代表的な常緑樹ですね。そうですか…新しいスダジイの幼樹が育たないと老木が枯れて終わっていまいますね。

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ガラパゴスさん。そうですね…多様な環境があって…多様な生物が生息可能ですね。

No title

出雲にある我が家の畑がまさに、
裸地があれば→草原→低木林→?状態になっています。
近所の家からクレームがきて見積もりを取っていますが
いくら掛かることやら^^; 年に数回帰っても
家の維持と庭の草取りで精一杯です。
見沼たんぼも荒地がだんだんと目立ってきますね。

No title

土地の歴史を知ると、興味がわいてきますね。また、お願いしますね。ハシブトガラスの嘴のあまりの大きさに、驚いたことがありました。
昨日、今年初めて雲雀をみました。早いような気がしますが、大宮の方はいかがでしょうか。

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ヌゥさん。そうですね…日本はどこも降水量がありますから…放っておけば森林になってしまいますね。僕も前の家の庭がそうでしたが…樹の伸びる速さは意外と速いですね。雑木林も管理がなく…冬も暗い林に…そうなると早春、明るい日差し(コナラなどは秋から落葉するので)を浴びて花を咲かせるカタクリやスミレやクマガイソウなどなどが育たなくなっていますね。アシ原も荒れ地に…となるとオオヨシキリがいなくなり…となると沈黙の見沼たんぼになってしまいますね。

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tai555さん。身近な自然のからくりを探ることはとっても面白いですね。ハシブト…ハイ、間近に見るとちょっと恐怖感すら受けますよね。ヒバリ…こちらでもいるようなんですが…この時期はほんと目立たないので…発見しづらいですね。

No title

御存知とは思いますが、大宮公園には毎年
「コノハズク」が営巣する有名な?木がありますよね。

個人的には余り手入れの行き届いた「公園・森林」は
どうも…とはいっても、排水口が詰まるといっては、
落ち葉は跡形もなく除去…これら公園を管理する
ための雇用促進にもつながり…難しいです、人間と
野生動植物との共存は…

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ふくろさん。実は知りませんでした。笑。昨年の7月に伊奈から土呂駅の近くに引っ越してきまして…以前はビンズイや池のカモを見に冬しか大宮公園に行っていませんでしたので…そうでしたか。神社のまわりはこんもりとした森がありますね。
真の自然とは何か…人と自然との共存(できるかどうかは別として)を目指す上でも…もっともっと調べなければと思っています。

No title

抱卵中は撮影自粛…という暗黙の了解の上で、時期になると、その木の下には沢山の撮影用機材(三脚など)が見られます。
一昨年に近くのこんもりとした森が突然伐採、開発され小さな建売住宅が沢山できました。それまではコジュケイが鳴き、カッコウの声やツグミも見られましたが、以来不思議なことにカラス・スズメ・キジバト・オナガまでもガクンと数を減らしました。一本の木に宿る命の多さを改めて痛感しております。伐採当時のことを記事にしておりますが、なんと悲しかったことか…

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良いレポートですね。勉強になりました。先日土呂駅の近くに仕事で行きました。駅の傍の喫茶店のママとお喋りをしました。お住まいはその近くですか。いい所ですね。ポチ!

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ふくろうさん。なるほど…人の集団を見て鳥の居場所を知るになってしまいますね。苦笑。一本の木だけでもたくさんの生き物たちを支えてきているんですね。それなのに森ごと…悲しい現実ですね。自然に生きる生き物たちとの共存…地球の重要な課題ですね。

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かるがもさん。ポチありがとうございます。見沼の自然についてもう少し深く勉強してみたいと思っています。
土呂に来られたとですが…駅から10分ぐらいの所に自宅があります。近くに大宮公園などもあり…とても静かな街です。

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お早うございます
木について詳しく書いていただき、色々勉強になりました。
確かにビンズイはあかまつの木の辺にいますね、これであかまつのそばにいればビンズイに出会えるお云うことを知りました。
最初スタジイとでてきたとき、お洒落な爺さんのことかと思いました。笑・笑・・期待してます~~~ 新ブロポチッ☆・・

No title

KF-Nakashinさん。ポチありがとうございます。たまにはこんな感じの記事も掲載して見たいと思います。ビンズイは冬季はほんと松林が好きなようですね。スダジイ…なるほど…笑。西日本ではツブラジイが多いようですが…つぶらな瞳の…ってことはないですね。
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見沼の野鳥を中心とした自然を紹介しています

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